分かりにくい専門学校のことが分かる“専門学校情報”
専修学校は職業または実際の生活に必要な能力の育成と教養の向上を図るための教育機関で1975年(昭和50年)の学校教育法一部改正で誕生しました。
専修学校には入学資格の差異により、次に記すように3つの課程があります。
専門課程を設置する学校は専門学校と称することができます。
まず1つ目は専門課程。
これは高校卒業者(又は同等基準)を入学対象とします。
次に高等課程。
中学校卒業者(又は同等基準)を入学対象とします。
そして3つ目が一般課程で、この課程は学歴を問いません。
専門学校は、学校教育法82条の2に定められた学校であり、従来の各種学校と比べて目的が明確にされた組織的な教育機関として、より学校教育法第1条の学校に近い整備された学校制度となっています。
専門学校は現在2,973校あります。
生徒数、入学者数は下に記す通りです。
専門学校入学者のうち、最も多いの新規高校卒業者です。高校生にとって、専門学校は大学に次ぐ進路先となっています。
学校数は2,973校(うち私立専門学校は2,766校)あり、生徒数は695,472人(うち最も多いのは医療分野で207,822人)、入学者は326,716人(うち、新規高校卒業者からの入学者は232,363人)となっています。
専門学校への進学理由で最も多いのは「技術や資格を身につけたいから」(77.1%)となっています。
専修学校(専門学校)の性格は「職業または実際の生活に必要な能力の育成と教養の向上を図るための教育機関」。
教育の性格と専門学校に学ぶ人の目的はほとんど合致しています。
技術や資格を身につけたいから…77.1%
すぐ社会に出たくなかったから…28.5%
就職に有利だから…28.4%
希望する大学・短大に入れそうになかったから…25.6%
趣味・教養を身につけたかったから…18.5%
学力、適性などを考えて…13.9%
専門学校以外には自分の必要とするものが学べないため…10.9%
家族、知人のすすめで…10.3%
先生、学校のすすめで…6.2%
友人、先輩のすすめで…2.8%